中性脂肪の原因は脂っこいものだけか

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定期的に健康診断を受けている人はよくわかるでしょうが、検査項目の中で特に引っかかりやすいのが中性脂肪です。
中性脂肪が高いと診断された場合、多くの人が真っ先に思いつくのは脂っこいものを減らすことでしょう。
しかしながら、普段あまり脂ものを食べていない人でも、中性脂肪が高いと診断されるケースがあります。
これは一体なぜなのでしょうか。

 

中性脂肪が高くなる原因は、遺伝、肥満、治療していない糖尿病、食事などいくつか挙げられますが、この中で最も大きい割合を示すのは食事です。
白パン、白米、菓子パン、クッキーなどの精製された炭水化物は急激な血糖値の上昇を招き、その結果すい臓にダメージを与えてしまいます。

 

また、アルコールも同様の理由で摂りすぎには注意しなければなりません。
すい臓にダメージが蓄積すると内臓の機能が弱まり、余分な炭水化物はそのまま中性脂肪へと変わってしまいます。
つまり、脂っこいものを控えるだけで中性脂肪を減らすことはできないということになります。
むしろ、重要なのは炭水化物やアルコールの摂取量を減らすことにあります。

 

お医者さんの中には「できるだけ脂っこいものを控えるように」とだけアドバイスする場合もあるようですが、実際、それだけでは十分でないことがよくわかります。
ですから、普段脂っこいものを全然食べていなくても、ご飯をたくさん食べている人は中性脂肪が高い数値になってしまうのです。
まったく食べるなとは言いませんが、今より量を減らすことを心がけるのがいいでしょう。