歯周病と食事

歯周病と食事

歯周病とは単一の病気ではなく、歯周組織(いわゆる歯茎)に発生する疾患の総称です。

歯周病と食事

歯のことを考えるときに、まず歯磨きのことを思い浮かべるでしょう。
食事の後には歯磨きと教わってきたからです。
ご飯を食べると口の中が汚れてしまうと考えていませんか。

しかし、それは間違いです。
口の中には唾液があります。
この唾液は細菌をやっつける作用があります。

食べ物を噛むことで大量の唾液が分泌されます。
そして、口の中の細菌は食べ物と一緒に胃の中に流されていく仕組みになっているのです。
食べ物の残骸は残っていますが、口の中の細菌の数を数えてみれば、食事後のほうが少ないということになるのです。

そう考えますと、食事の内容によって残骸が残らないようなものを食べればよいことになります。
食材を選ぶことによって、口の中を清潔に保つことができるのです。
また、重要なことは唾液を十分分泌させることですから、よく噛んで食べるということがポイントになります。

唾液の分泌は天然の抗菌剤と考えられます。
唾液によって虫歯や歯周病を防ぐことができるのです。
現実には虫歯にはならなくても歯周病になっている人が多いようです。
つまり、歯はきれいに磨くことができているのですが、細菌は口の中で繁殖しているのです。

よく噛むことができる食材としては、噛み応えのあるものを選びましょう。
たとえば、セロリや油揚げ、ニンジン、たくあん、さきいかなどはどうでしょうか。
繊維質が多いものを選ぶようにするといいでしょう。
繊維は口の中に残りにくいからです。
でんぷん質は歯茎に食べかすが残りやすいものです。
食材から歯周病予防を考えてみましょう。

貴方の身体病んでいませんか?