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膵臓の病気の場合は膵液が自分自身を溶かしてしまう急性膵炎が一番多い病気です。
急性膵炎の治療について説明しましょう。
膵臓が出す膵液は強力な酸性の酵素ですから、膵液が出ないようにすることが重要となります。
そのため、胃腸を空っぽにすることが治療の前提となるんです。
絶飲絶食を数週間続けなければなりません。
人は喉が渇いたら水を飲みたくなりますが、それが出来ないので治療期間はかなり苦しくなります。
もちろん、体の水分が失われていきますから、その代わりに輸液が行われます。
腹痛に対しては鎮痛薬を使用します。
また、膵液の働きを抑えるための阻害薬も投与されます。
急性膵炎と言っても症状は軽症、重症と症状に合わせて治療を行うことが重要です。
もちろん、医師はこれらのことはよくわかっていますから、すべて医師に任せるだけです。
自分や家族には何もできることはないです。
重症となった場合には集中治療室に入る事になるでしょう。
内視鏡による観察をする場合もあります。
直接の原因がわかりませんから、症状を抑えることがメインなのです。
急性膵炎そのものは珍しい病気ではありません。
ただ、適切な治療をしなければ生命の危険にさらされる場合もあるのです。
自覚症状がある場合はすぐに検査をしてもらいましょう。
何もなければ安心すれば良いだけの事です。
内臓の病気はたくさんありますから、どこの部分が悪くなっているかよくわかりません。
自覚症状はあっても、痛みを感じる部位が違う時もあるのです。