疲れ目の対策とカシス

疲れ目の対策に取り入れたい食品にカシスがあります。カシスと言えばカシスオレンジ、カシスソーダなどのカクテルを思い浮かべる人も多いでしょう。
カシスはベリーの一種で、世界で古くから食用や薬用として利用されてきました。欧米では主に薬用として栽培され、民間薬に用いられていたようです。

日本にカシスが伝わったのは明治時代のことで、現在では青森県を中心にカシス栽培が行なわれています。
カシスには目の疲れを解消するアントシアニンという色素が豊富に含まれています。その量はブルーベリーの2倍と言われており、目に良い食べ物の代表であるブルーベリーにも勝っています。

カシスに含まれるアントシアニンは、抹消の血流を促す働きがあります。筋肉の緊張を和らげ、肩こりや冷え症を解消する効果だけではなく、パソコン作業などによる疲れ目の症状を改善する効果があります。
また、目の凝りをほぐしたり、多くの女性の悩みである目の下のクマを解消する効果も期待できます。
他にもビタミンC、ビタミンE、マグネシウム、鉄分などの栄養を豊富に含み、疾病予防や美容にも効果的です。

カシスは生のままでも食べられますが、酸味が強く、特有の香りとクセがあるため、日本ではジュースやジャム、果実酒などに加工されたものを摂るのが一般的です。
最近ではブルーベリーと並び、カシスのサプリメントも種類が増えています。生で食べるのが難しいカシスは、サプリメントを利用して疲れ目対策をしましょう。