低コレステロール血症

低コレステロール血症

健康診断などで検査項目となっているコレステロールが高いと問題が多くなります

低コレステロール血症

健康診断などで検査項目となっているコレステロールが高いと問題が多くなります。
健康の面で非常に良くないと言えるでしょう。
それではコレステロールが低いとどうなるのでしょうか。

血管の中が詰まりにくくなるので、単純に考えると悪いことはありません。
コレステロール値が基準値よりも低い場合を低コレステロール血症と呼んでいます。
しかし、これは病気ではありません。

コレステロールは細胞膜の材料となります。
コレステロールが低いからと言って、細胞膜を作る材料が不足しているわけではありません。
本当に不足しているのであれば大変なことになってしまいますよね。
コレステロールが低い場合には特別な問題は発生しません。
つまり、健康そのものということなんです。

最近の医学の研究では、低コレステロール血症の人は血管の膜が薄くなってしまうと言う研究結果もあります。
実際のところは、それで病気になったと言うケースはないようです。
その他にも知られていないだけで弊害はあるのかもしれません。

しかし、低いための弊害よりも、高いための弊害の方がはるかに大きなものです。
動脈硬化や心筋梗塞などは生命の危機になってしまうからです。
日本人は肉を食べるようになってから、コレステロールが上がるようになったと言われています。

言い換えますと、昔の人は低コレステロール血症であったのかもしれません。
現代人でも低コレステロール血症の人はいます。
もちろん、それほど多くはありません。

これらは食生活の違いが大きいのではないかと考えられています。
食事を改善することによって、コレステロール値を下げることができるからなんです。