乾燥肌とニキビ

思春期になるとニキビができる事が多いのですが、これは皮脂が多量に分泌されるために起きるものです。
したがって、皮脂が不足した状態である乾燥肌の場合にはニキビができないと考えられます。
しかし、実際には乾燥肌でもニキビができるんです。
これはどのようなメカニズムでしょうか。
また、対策はどのようにしたら良いのでしょうか。
乾燥肌の人は角質層が硬くなっています。
そして、毛穴が塞がってしまうのです。
塞がった毛穴に皮脂が溜まることによってニキビとなるのです。
特に冬の間だけ乾燥肌になるような人は、皮脂の分泌量は乾燥肌ではない人とあまり変わりません。
したがって、ニキビができるだけの皮脂の量が分泌されているのです。
季節に関係なく乾燥肌の人がいます。
このような人の場合は皮脂の分泌量が少ないですから、ニキビはできないのです。
このように考えますと、同じニキビでも乾燥肌の人とそうではない人では対策が異なってきます。
皮脂が多い人のニキビ対策は余分な皮脂を洗い落とすことです。
しかし、乾燥肌の人がこの対策をすると乾燥肌を悪化させてしまうことになるのです。
乾燥肌のニキビ対策は肌を清潔に保ちながら、水分補給をしっかりすることです。
ニキビは肌荒れの原因ともなりますので、早めに対応したいものです。
しかし、乾燥肌の場合には注意が必要になるのです。
このような知識を持たずにニキビ対策だけをしていると、ひどいことになってしまいます。
インターネットだけではなく、皮膚科を受診するなどして、正しい治療を受けることが大切です。