ノロウイルスとはその2

高齢者がいらっしゃるお宅では、うがい、手洗いでのノロウイルス予防をちゃんと実施しているか、家族が常にチェックしてあげることも大切だと思います。
では、そもそも、このノロウイルスは、どこからやってくるのでしょうか?

ノロウイルスによって発症する嘔吐、下痢などは、そもそも2枚貝やカキなどの貝類を食べたことで発症するといわれています。
そうかと言っても、ノロウイルスに感染した方がすべて、貝類を食べていたということではありません。

最初の感染は、このような貝類からであっても、その後、施設内や、家庭内で、人から人へと、次から次へ感染するそうです。
ここがノロウイルスの恐ろしい特徴ですよね。

家庭で誰か1人がノロウイルスになると、家族全員が感染してしまうケースも多いですし、学校や高齢者施設などですと、一度に多くの方が発症するケースもあります。
ご存知のように、ウイルスは目に見えないものですから、付着していることもわかりませんし、どこでどのように感染するのか予想もつきませんから、とても怖いですよね。

予防をしっかりとしていないと、知らないうちに自分が感染してしまい、気が付いたときは嘔吐、下痢が止まらない状態になってしまうでしょう。
ノロウイルスがこれだけ報道されているのは、その感染する力がとても強いことがあげられます。

感染力が強いため、施設などで、集団発生するケースも多々あり、抵抗力が弱い赤ちゃん、乳幼児、高齢者の方は、特に発症しやすいので、注意が必要です。