ノロウイルスの消毒その1

みなさんは、ノロウイルスの消毒について正しい知識をお持ちでしょうか。
ニュースなどで連日、伝えられているように、ノロウイルスはその感染力の強さから、冬季には猛威を振るいます。

学校や施設などでは、消毒方法や対処方法が間違って行なわれていると、ノロウイルスの集団感染を引き起こすことにもなりますので、集団生活をしている人はウイルス対策についてより気をつけるべきでしょう。

また、そうした施設などに従事するスタッフさんたちも、正しい方法でウイルスを消毒しておかないと、二次感染の原因にもなります。
一般的なウイルスの中で、ノロウイルスは特に消毒に対して抵抗力を持っているそうなので、通常のウイルス対策よりも入念に行なった方が良いでしょう。

まずは、一般に売られている次亜塩素酸ナトリウムを使って、ウイルスを消毒する方法をご紹介しましょう。
このような菌の消毒は、エタノールで行なうというイメージがありますが、一般家庭にあるハイターなどでも十分に使えますので、活用してみてくださいね。

通常、ハイターなど殺菌作用がある次亜塩素酸ナトリウムは、濃度が5パーセントくらいとなっています。
ご家庭で薄めて消毒液として使う際は、ペットボトルの500ミリリットルを使うと便利でしょう。

ハイターなどの原液をペットボトルの蓋に入れると、これが5ミリリットルくらいになりますから、蓋に原液を二杯入れて、あとは水を入れます。
こうすることで、約1000ppmの消毒用の次亜塩素酸ナトリウム液が簡単に出来ます。