ノロウイルスの治療その3

たんなる風邪ではなく、ウイルス感染だとしても、風邪の一種として受け止められることが多いのです。
熱はそれほど出ず、吐き気、嘔吐、下痢などが2日ほど出るようになりますので、軽い症状であれば「風邪」で片付けられてしまうこともあるでしょう。

ですが、症状がかなりひどい場合は病院に行くべきでしょう。
体力消耗や脱水症状で、小さいお子さんや高齢者が命の危険にさらされることも少なくありませんから、早めに受診しましょう。

病院に行ったとしても有効な薬がないため、自宅で治療しながら様子を見る方も多いです。
体力のある大人で症状も軽いようでしたら、市販の薬を飲んで、休んでいることも選択肢に入れてよいでしょうね。

例えば、市販の薬でしたら、昔からおなかの薬として有名な正露丸などです。
私が子供のころは、必ず家に買い置きがあったくらい、おなかの薬ではとても知られている薬ですし、歴史もありますよね。

また、セイロガン糖衣という新しい薬も出ていますので、昔ながらの正露丸の臭いが嫌いな方はこちらも試してみると良いでしょう。
正露丸の特徴として、腸管の運動を正常に戻してくれますし、水分量も調整してくれるので、下痢、脱水に効果的です。

下痢止めではないので、ウイルスを腸管内にためておくようなことにはなりませんから、ノロウイルスでも安心して服用できます。
無理して病院に行くことがつらい方もいらっしゃるでしょうから、栄養と水分をしっかりとって、ノロウイルスの症状が出なくなるまで自宅でゆっくり休むことも良いでしょう。