コロナの危険性

コロナウイルスに感染しても自分は大丈夫だと思っている人は少なくありませんが、呼吸器系の持病を持っている人は重症になるケースが多いですから自己管理が重要となります。

自分は消毒やマスクを確実にしていても、自覚症状がない周囲の人から移される可能性もあるからです。
それを避けるためには自宅で一人じっとしていることがいいのですが、それでは生活できませんし、精神的肉体的に限界になることでしょう。

多くの人がコロナウイルスの症状を正しく理解し、必要以上に恐れなくていいのですが警戒はしておかなければなりません。
コロナウイルス感染が終息に向かうとみられていましたが、再び活発化している状況ですから、自粛要請にこたえなければなりません。
ただ、自粛が続いていると社会全体が停滞してしまいます。

経済的な面だけではなく、学校や地域の集まりなど基本的なコミュニケーションを確保する場所がなくなってしまうのです。
オンラインでの会話ができる分だけ、現代は恵まれた環境にあるのかもしれませんが、それだけでは不十分です。

当たり前の日常生活を維持するためには、多くの人の努力が必要であり、社会全体の協力がなければならないのです。
ただ、コロナウイルス感染者数の減少とともに人々に安心感が出てきました。

それが油断となって、現在は再び感染者増へと転じています。
コロナウイルスの危険性が弱まったわけではなく、自分は大丈夫だと感じているだけでしょう。
高齢者が感染すれば、重症になる危険性は弱まっていません。

コロナウイルスに立ち向かうためにはマスクや消毒液だけでは不十分でしょう。
ワクチンの登場が待たれます。

すでに英国ではワクチン承認直前まで進みましたから、世界中にワクチンが行き渡るのも時間の問題と言えるでしょう。
ただ、それまでの間は自分の身を守るために、自分ができることを確実に行わなければなりません。

それが自分だけではなく家族や周囲の人を守ることにつながります。
人は一人で生きていくことはできません。
それは社会を作る生き物だからです。

コロナウイルスの恐怖があっても社会をなくした生活は考えられませんから、そのための対策を考えていかなければなりません。
外出自粛だけでは対策にならないでしょう。