コロナと病院

病気になれば病院で見てもらうのが一般的ですが、コロナウイルス感染の広がりによってその状況は大きく変わっています。
2020年に病院を受診した人や検診を受けた人の数は大幅に減少しています。
コロナウイルス感染への不安から病院に行かない選択をしているからです。

ただ、コロナウイルス感染では特徴的な症状がありますから、その症状に該当する場合には病院に行かなくても電話で相談することが重要でしょう。

発熱、咳、倦怠感などがコロナウイルス感染の症状と考えられています。
ただ、これらの症状は一般的な風邪の症状と似通っており、それだけ班田できるわけではありません。

PCR検査を受けて確定させることが重要でしょう。
そのためには設備を持っている病院に行く必要があります。

病院内でも感染予防の観点から、見舞いや付き添いなどはできるだけ避けるように張り紙がしてあります。
特に高齢者が入院している施設では、非常に神経をとがらせています。

一番不安が大きいのは感染しても自覚症状がない人でしょう。
自分は問題ないとしても、他に人に移してしまう可能性は否定できないからです。

病院では一般の病気で診察する場合でも、検温や風症状の有無の確認をチェックしています。
もちろん、病院以外でも入退出時の検温と消毒は必須となっていますし、マスクなしでの入場はできません。

病院内で働く看護師や医師の疲労は限界に近く、また、その家族がいわれのない中傷を受けるケースも報道されています。
社会全体がコロナウイルスに対して過剰反応しているのです。

ただ、高齢者や乳幼児、妊婦など普段から健康に注意しておかなければならない人たちへの感染は警戒して当然です。
病院だけではなく家庭内でも配慮しなければなりません。
インフルエンザのシーズンとなったことで、コロナウイルスへの対策が難しくなることでしょう。

両者の区別がつきにくいからです。
もちろん、PCR検査を受けることで明確な区分けができますから、多くの人の受診が期待されます。

検査体制の拡充は確実に進んでおり、毎日の検査者数も増加しています。
その影響もあって感染者数の増加につながっていると考えられていますから、毎日の感染者数増で不安になる必要はありません。