関節の痛みの治療

膝関節の痛みを伴う病気の代表として変形性膝関節症があります。
この病気の治療方法を紹介しましょう。
痛みが出ていなくても、膝に違和感があるなら早めに病院で診察を受けておくべきです。

 

変形性膝関節症は自然に治ることはなく、症状が進行すると手術による治療が必要になる人もいます。
まずは自分の症状を確認することが大切です。
変形性膝関節症は膝の軟骨が破壊されてしまう病気ですが、その原因ははっきりとわかっていません。

 

ただ、生活習慣を変えることで痛みが改善することがわかっています。
まずは、生活習慣の改善です。
発症する人は、肥満や歩き方などによって、膝に大きな負担がかかっていることが少なくありません。

 

体重を減らし、歩き方を改善したりすることで、膝への負担を減らすことができれば、痛みが軽減します。
それから運動療法です。
膝の痛みがあると、どうしても運動は避けたいと考えがちですが、運動をしないことで膝の周辺の筋肉が衰えて、さらに膝の痛みが強くなると言う悪循環に陥ってしまいます。

 

年齢とともに膝関節症が発症するリスクは高まりますから、中高年のうちから適度な運動をしておくことをおすすめします。
膝関節の運動としてはいろいろな方法がありますが、医師の指導の下で運動することが重要です。
自分の判断で無理に膝を動かしてしまうと、症状が悪化するケースがあるからです。

 

膝に負担をかけずに周囲の筋肉を鍛えるストレッチ法なども考案されていますから、ぜひやってみてほしいと思います。
それから、膝の痛みを軽減するサポーターなどを付けておくこと一つの改善法と言えます。
誰でも歩かずに日常生活を送ることは難しいですから、膝の負担を和らげることが重要でしょう。

 

日本人はO脚の人が多いと言われていますが、これも膝を痛める原因となっています。
靴や歩き方を変えるだけで症状が改善する人もいます。
それから、物理療法として、温熱療法や寒冷療法などで膝の炎症を抑える方法もあります。

 

整形クリニックなどに相談してみるといいでしょう。
そして、症状が進行してしまった場合には手術によって人工関節を取り付ける対策もあります。
ただ、この手術最後の手段と考えておかなければなりません。