ノロウイルスの特徴その1

みなさんは病気に強いほうでしょうか?
現在では、一昔前にはなかったような、新しい病気がいろいろと見つかっていますよね。
例えば、花粉症なども大昔は名前さえ知られていなかった病気ですよね。

そして、現在、とても注目が集まっているノロウイルスも、少し前迄は名前も知らなかったという方も多いでしょう。

冬の間に大流行するノロウイルスは、寒くなりだしたころから、連日、ニュースなどでもその被害が伝えられていますよね。
特に小さなお子さんをお持ちの方は、大流行の間は、自分の子供が感染しないか、とても心配だと思います。

ウイルス性の病気は他にもいろいろありますが、このノロウイルスは、人から人へ感染するその力がとても強いことで知られています。

また、みなさんもテレビのニュースでご存知でしょうが、高齢者の施設などでは、集団で感染し、人が何人も死亡するといった最悪のケースもあります。
ですから、小さいお子さんだけではなく、高齢者の方々も注意しなければなりませんし、高齢者の施設で働いている方もノロウイルス対策には十分、気をつけなければならない事でしょう。

では、このノロウイルス、どのような特徴を持っているのでしょうか?
このウイルスは、さかのぼること、1972年に、電子顕微鏡での観察によってウイルスの形態が明らかになりました。

最初は発生した町の名前から、「ノーウォークウイルス」、または「小型球形ウイルス」と呼ばれていました。
また、略して「SRSV」と呼ばれることもありました。