高血圧による脳疾患1

高血圧による脳疾患1

高血圧による脳疾患と言うと、脳出血や脳梗塞が真っ先に思い浮かぶのではないかと思いますが、実はそれだけでは無いんです。

高血圧による脳疾患1

高血圧による脳疾患と言うと、脳出血や脳梗塞が真っ先に思い浮かぶのではないかと思いますが、実はそれだけでは無いんです。
「高血圧脳症」という病名をお聞きになったことはございませんか。

高血圧脳症になりますと、頭痛がしたり、吐き気がしたりしてきますので、そこでやっと病院へ出かける方もいらっしゃるようですが、さらにそこでほおっておきますと、ついには脳出血に至ってしまうことが多々あります。
しかも、脳出血だけにとどまらず、心不全や腎不全になって命を落とすことにもなりかねませんので、高血圧脳症という病気は、そのような最悪の事態の一歩手前というように認識しておくとよいでしょう。

とても怖いですね。
そして、この高血圧脳症がどのような症状を見せるのかといいますと、頭痛や、意識障害、視力障害などで、時に、痙攣(けいれん)などを起こすこともあります。
これらすべては血圧が高くなる事によって脳に障害が発生し、表れてくるものなんです。
脳の血管というのは「脳血管の自動調節能」という働きを持っています。
それを簡単に説明するならば、血圧の上昇や下降に対して脳内の血管を収縮させたり、拡張させたりします。

そうすることによって、血管の抵抗を増やしたり、減少させたりして、脳内の血流を一定に保とうとするのです。
自動的にそのように調節してくれるのですから、本当に人体とは良く出来ているものですね。

しかし、その重要な調節能の範囲を超えてしまうほどに血圧が上昇してしまいますと、脳内の血流は異常なほどに増えてしまい、脳の毛細血管内から血管外へと血漿成分がしみ出してくるのです。
そうしますと、脳はむくみを起こしますから、頭蓋内圧が亢進することになります。
このような状態を高血圧性脳症と言っています。
ご自身の高血圧に気づいていなくても、この症状になるとたいがい気づきます。
そうしたら、すぐに病院へ行くべきですね。

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