薬物療法のメリット、デメリット

スポンサードリンク

 

薬物療法とは、狭心症の段階で行う治療法です。
特別な方法というわけではなく、ほとんどの病気に対する治療で薬を使うのと同じように、薬物によって発作を抑え込み、症状の改善を図るというスタンダードな治療法です。
狭心症に限らず、心筋梗塞においても少なからず薬は使用するので、基本的にはほとんどの人が該当する治療といえます。

 

心筋梗塞の薬物療法に使用される薬には、β遮断薬、硝酸薬、カルシウム拮抗薬などがあります。

 

β遮断薬は、心臓の働きを抑えて仕事量を少なくする効果のある薬です。
そしてカルシウム拮抗薬は、冠動脈の痙攣を抑える作用があります。

 

硝酸薬はニトログリセリンに代表される血管の拡張作用のある薬で、発作を抑えるための薬として常に携帯することになります。
発作が出た際に服用するとすぐに効果が出る即効性のある薬ですが、予防には使用できず、また持続効果も30分弱と言われています。

 

薬物療法のメリットは、即効性が高く、すぐに効果が出るという点です。
また、薬を使用しているという安心感も得られます。
根本的な治療ができるわけではありませんが、治癒の段階において症状を止めたり、治癒を助けたりする効果は十分に期待できるでしょう。

 

デメリットは、他の病気との兼ね合いで使用できない薬が出てくるという点です。
もし喘息持ちの人がβ遮断薬を使ってしまうと、かなり厄介な事態になってしまいます。
また、他の病気で使用している薬との兼ね合いもあります。
問診の際にはそういった点も注意し、現在抱えている病気があれば必ず医師に伝えることが重要です。

スポンサーサイト



貴方の身体病んでいませんか?



糖尿病の種類と治療 http://anatanokarada.com/tounyouchiryou/
健康で長生きをしたいと考えているのであれば http://anatanokarada.com/kettouchi/
現在の我が国におきましては、高血圧の方が大変多いそうです http://anatanokarada.com/kouketsuatsu/


公益財団法人 日本心臓財団
〒163-0704 東京都新宿区西新宿2-7-1 小田急第一生命ビル4F TEL (03) 5324-0810  FAX (03) 5324-0822

関連ページ

狭心症の定義
狭心症は、心筋梗塞の一歩手前の状態と考えて差し支えありません。 狭心症になった人全てが心筋梗塞への可能性を秘めた状態と言っても良いでしょう。
狭心症の症状
狭心症は、急性心筋梗塞のように「発作が起きた時点で死亡する可能性がある」という病気ではありません。 つまり、突然死の要因事由というわけではないのですが
狭心症の発端
胸痛が起こったら、心筋梗塞の前兆でもある狭心症を疑う必要があります。 とはいえ、胸が痛いから必ずしも狭心症とは限らないのも事実です。 そうしたこともあり、狭心症の症状が出ても病院へ行かない人が多いようです。
狭心症から心筋梗塞へ
死に到る病として世界的に最も恐れられている病気は、恐らくはガンではないでしょうか。 日本においてもそれは例外ではなく、病気による死亡要因として最も多いのはガンで、それはもう何十年と続いています。 そして、そのガンに次ぐ死因となっている病気は「心筋梗塞」だそうです。
心筋梗塞の症状
狭心症から心筋梗塞に病状が進行すると、その症状は劇的に変化します。 まず、胸の痛みの度合いが変わります。 狭心症は鈍痛と表現できる痛みなのに対し、心筋梗塞の痛みは「胸をえぐられるような痛み」と形容されるほどの激痛が走ります。
心筋梗塞を疑う状況
誰しもが、心筋梗塞になどなりたい訳では有りませんよね。 ただ、様々な要因で発病してしまう可能性は誰にも否定できません。 どれだけ健康管理に気を配って、規則正しい生活をしている人でも、大きな病気を抱える危険はあるのです。
無痛性、無症候性の心筋梗塞に注意
胸の痛みが発生した時点で心筋梗塞を疑うこと自体には、何ら問題はありませんが。 ただ、この公式だけを頭に入れて置くと、場合によっては取り返しの付かない事態になってしまうことも有り得ます。
心筋梗塞の原因
死に到る病であり、日本人の死亡率でもトップクラスに位置する心筋梗塞です。 当然ながら、その症状が出る前に予防しておきたい病気の一つです。 発症率を完全に0%にするというのは難しいかもしれませんが、リスクを軽減させることは十分に出来る病です。
心筋梗塞の分類
ひと言で心筋梗塞と言っても、その種類は様々ですね。 そして、その分類方法も複数存在しています。
まず自己診断を
狭心症や心筋梗塞という病気は、早期発見が非常に重要となってきます。 特に心筋梗塞に進行してしまうと、助からない可能性が飛躍的に上昇してしまいます。 この病気の死亡率が高いのは、既に助かりようがない状態で病院に運ばれるという状況が極めて多いためだそうです。
受診する病院
自己診断により、狭心症や心筋梗塞の症状が出ているのでは…?という疑いを持った場合、病院へ行くことになります。  ただ、その病院をどこにすべきかという点で迷ってしまう可能性があります。 実際、病院ならどこでも良いというわけではありません。
診察の際の注意事項
病院へ行くケースは、必ずしも心筋梗塞の症状が悪化した場合とは限りません。 むしろ、症状がまだ弱い段階で行く方が、あらゆる意味で得策です。