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不妊治療の流れのなかで、西洋の薬であるホルモン剤などが使われる場合もありますが、漢方薬が使われる場合もあります。
妊娠したいからと言ってすぐに薬を投与したり、体外受精に進んだりするのではなく、漢方薬という東洋の力で、人間の持つ自然治癒力などを高めることも行なわれています。
体の機能が回復すれば、生殖機能などの働きも復活し、自然と妊娠できる体になることでしょう。
東洋医学は、西洋の薬によって、体に足りないものを補うことや、弱った機能を治すという治療方法とは、根本的に考え方が違います。
ですが、漢方は世界中で活用されているものであり、様々な疾患に効果的であることから、漢方は根強い人気があります。
不妊治療の流れで漢方を使う場合は、自然に妊娠可能な体を取りもどすことが先決ですから、すぐに妊娠するわけではありません。
そもそも体質改善に時間はかかりますし、じっくりと体を健康体にしてから、ようやく妊娠が望めるわけで、すぐに赤ちゃんが欲しい人には向きません。
実際には半年から一年くらいは必要だと言われています。
不妊治療の流れで、西洋薬が使われることも多いですが、それに比べ、効果は穏やかです。
助かることに漢方は副作用も少ないので、副作用が不安な方にもおすすめでしょう。
西洋薬の副作用で弱ってしまった体にも、漢方の力が働いてくれます。
現在、漢方には二つのタイプがあり、漢方エキス製剤と、実際に漢方医が生薬を調合する煎じ薬です。