肝硬変と食事続きその1

肝硬変さらに悪化すると、黄疸、アザができやすい、腹水がたまる、静脈がふくらむなどの症状が出ます。
肝硬変は、食道静脈瘤、肝ガンなど、ほかの合併症になることもあるので、肝硬変だと診断されたら進行を防ぐための治療を続けることが大切です。

 

肝硬変の方が取る食事は、耐糖能異常、筋肉量低下、アンモニア血症に配慮する必要があります。

 

では、具体的に食事は、どのように配慮しなければならないのでしょうか?
もちろん、肝硬変の病態により、適切な食事療法も違ってきます。
代償期と呼ばれる、所謂、肝硬変の深刻な症状や、重篤な症状がない時期は、肝臓が機能しない部分の働きを他の内蔵が代わって働いているということですので、栄養を十分に摂取することがポイントとなります。

 

一般的な食事で構いませんが、栄養バランス良く食べましょう。
さらに、不足しているアミノ酸などはサプリメントなどで補給するとよいでしょう。
そして、便秘を防ぐために、野菜、海藻、フルーツなど、食物繊維の多いものを食べましょう。

 

当然ながら、アルコールの摂取には気をつける必要があり、また、肥満にならないように食事に気をつけることも大事です。

 

非代償期と呼ばれている時期は、血漿アミノ酸不均衡、低アルブミン血症、それから、耐糖能異常や高インスリン血症など、代謝異常が出ている時期です。
非代償期の食事は、エネルギー量として、25キロカロリーから30キロカロリーkcal/kg/日とします。

貴方の身体病んでいませんか?